大男そう見え知恵が回り兼ね

  • 2020.05.10 Sunday
  • 12:29

最近、視力が落ちている気がする。

育休中で長時間パソコンと向き合うことはなくなったけれど、アロハ(むすめ)のお昼寝中は照明を落として静かに家事をこなし、深夜の授乳時はほぼ真っ暗。

どうやら目が疲れているようだ。

 

毎年、健康診断に向けて仕上げていくと、裸眼で2.0を叩き出すが、今は左1.5、右1.2くらいまで落ちた模様。裏は取っていないが、体感的にそんな感じがする。

 

そのせいで、最近も怖い目にあった。 

筋トレやヨガ教室を休んでいるいま、唯一の運動は夜のウォーキング。 

コビット(だんな)がアロハを寝かしつけている間に我が横浜村を徘徊している。

畑に電灯はひとつもなく、闇の静けさが自分の呼吸音を吸い込んでいく。 

村の朝は早く、夜はもっと早い。

引越してきて間もなくのころは何も見えなかったが、だんだんと大木や神社の鳥居の輪郭がぼんやりと浮き立つようになってきた。

しかし、最近は目が霞みほとんど見えない。 

 

やばい、鳥居の後ろに誰かいる。

視力が落ちたせいか、気付くのが遅れた。

大きな帽子を深めに被った大男。春だというのに裾の広がったトレンチコートを着てこちらをじっと見ている。

怪しさ極まりない。怖い。 

咄嗟に携帯電話を耳にあて、極めて明るい声を出した。

立ち止まりエア会話をしながら様子を見る。

 「あぁ、お久しぶりです。えーウケるぅぅ」 

男を気にしながら架空の会話をしているので支離滅裂だ。

これでは久しぶりに電話をくれた先輩がいきなり一発ギャグをかましていることになっている。冷静にならなくては。 

「そうですよねぇ、開幕が待ち遠しいですね。うん、ですね、3割は打ってほしいですよね」

なんとか会話らしくなってきた。

10分近くしゃべり続けるが、男は微動だにしない。

こうなったら早歩きで通り抜けようかと思ったが、なにせこんな時間に身を潜めているような男だ。 背後にまわられたらお終いだ。

わたしは大胆な策に出た。それとなくカニ歩きをし、(ぜんぜん、それとなくならない)男の動きを警戒しながら横切る作戦だ。

そろり、そろり。

 次の瞬間、わたしは驚いて声を上げた。  

 

「え、灯籠?」 

 

それは大男ではなく、石碑の灯籠だった。 灯籠に気付くのに10分もかかってしまった。  

 

 

大きな帽子を深めに被った大男。春だというのに 裾の広がったトレンチコートを着てこちらをじっと見ているw

 

 

大きな帽子を深めに被った大男。春だというのに 裾の広がったトレンチコートを着てこちらをじっと見ているww

 

 

大きな帽子を深めに被った大男。春だというのに 裾の広がったトレンチコートを着てこちらをじっと見ているwww

 

 

自分でじわるくらいの自意識過剰。

 

ハマスタのライトスタンドから投手の球種がわかる自慢の視力に戻りたい。

いつ開幕してもいいように、仕上げておかなければ!

 

 にこっ。

 

 愛愛。